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宮本常一の写真に読む失われた昭和
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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見過ごされてしまう日常が本当は大切なのだと思う
宮本さんが撮影した大阪時代までの写真は空襲で焼かれたしまったという。
しかしその後の写真も10万点あまりあると言う。当時はなんら注意も払わず通り過ぎてしまうような光景を宮本さんは後世に残そうとしたのであろう。そして、その事が宮本ワールドをより一層大きくしているのだと思う。
宮本さん自身が深くかかわった離島振興法にふれ、宮本さん言った有名な言葉があるそうだ。「離島振興法が出来たから島が良くなるのではない、島がよくなろうとする時、離島振興法が生きるのである」と。
また佐渡での柿作りの指導の際も、技術的な事はあまり言わず、とにかく人づくりです、人づくりが出来て、道作りができる、道ができて、はじめて産地づくりができると力説したという。
海岸の流木の上に小石が乗っている写真がある。宮本さんの解説は「海沿いの道ともいえないようなところを歩いてゆく。浜には流木がすこし打ち上げられている。その木の上に石がのせてあるのが目に付く。流れついたものにこうして石をのせておけば、それが私がひろったのですというしるしになる。中略。そういう習慣は全国にわたっている。不文の約束ごとが守られることで民衆の社会が成り立つのである。人が人を信じられるのである。見知らぬ人もそのことによって信ずる事ができた。さびしい海岸であった。人一人見当たらぬ世界である。しかしそこにも人の意思は働いている(私の日本地図7 佐渡)
昭和を、写真で読み解く。
佐野真一さんの著書だ。 写真と文章が適度。 民俗学、路上観察の元祖宮本常一さんが、昭和30年代に撮った写真をもとに、 その写真の読み方を教えている。 昭和30年以降だから、また理解できる懐かしさがある。
平凡社
旅する巨人―宮本常一と渋沢敬三 宮本常一―「忘れられた日本人」を訪ねて (別冊太陽 日本のこころ 148) (別冊太陽 日本のこころ 148) ふるさとの生活 (講談社学術文庫) 庶民の発見 (講談社学術文庫) 民俗学の旅 (講談社学術文庫)
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