女性の心理描写が細やか
確かに、安徳天皇の身代わりになった親王は大変気の毒で、ここまでしなくても、という感想を持ちました。ただ、さすがに、ベテラン女性作家らしく、女性の心理描写が細やかで、最後まで安心して読めました。特に、平知盛夫人明子には、共感を覚えました。TVでも知盛夫妻が原作どおりに描かかれれば、と期待しています。
平家物語を名乗る資格ナシ。
安徳天皇は、壇ノ浦で死にませんでした。 変なホームドラマの最後に用意されていたサプライズ。 そこにいたるまでの平家の女性達のドタバタは すでにコメディタッチ。 というか、この作者には想像力って無いんじゃないのと思うほど、 類型的になってくる女性達。 政治的背景についての言及はないし、 話がつまらない。義経も魅力ナシ。 静御前だけが、妙に強い女性で面白かったかな。 それだけです。
史実な訳?ですか
安徳天皇が壇ノ浦で死んだのではなかった?身代わりの弟が海に消えた、と この作者は書いている。本当ですか?私は日本史に疎いのですが、これを 日本史に詳しい人が見たら、相当叩かれると思います。『平家物語』なのに、 今度のNHK大河ドラマとやらの原作になるらしい。(源氏方が主人公というのに)〜私はこの大河ドラマとやら、3本に1本しか見るに値する作品は無いと思う。照明、セット、衣裳、台本、そしてキャスティング。外国の有名ドラマと比べて遜色夥しい。私は見ていないが、あのお粗末だったという『武蔵』。第一話を見た老人が激怒。何でも黒澤映画のパクリだったとか。 封建時代の女は惨めで悲しい。日本は一夫多妻。西洋だったら、私生児に王 王位継承権など無い。日本は本当に、そんなところがいい加減。来日した西洋人達が日本人の道徳観を見て仰天したというのもうなずける。 平安時代、上流の女はロクに運動しなかったそうだが、宮尾本でも、歩く事にも難儀する位の運動不足だったとか。身長は、女子は135センチかそこいらだっただろう。そして、年端もいかない頃からの出産だったそうで、さぞや妊産婦の高死亡や、虚弱児の出生が多かったと思われる。地獄ですね。 宮尾さんには、『仁淀川』の次の自伝を書いて欲しいです。
登場人物が多い〜。
2005年大河ドラマに決定した宮尾本の平家もこの巻で完。都落ちしていく平家から義経の最期まで。とにかく出てくる人が多いし、名前も似ているし、読み方も難しいので、巻末や別紙の人物一覧をちらちら見ながら読みました。作者のあとがきによると、もっとたくさんの人々の生き様を描きたかったとのこと。 今までにない、ホームドラマ的な平家物語です。特に宮尾登美子得意の女性の心の細かで微妙な動きが、現代の女性の気持ちと重なることもあり、共感できる部分もありました。特に清盛未亡人の時子の身内への愛情、義理、いらだちなどが巻を追うごとに中心になってきてきました。 作者自身も反省しているように、ここまでいろんな人々を登場させたなら、もっと長くてもよかったのではないかな、と思い、星4つ。
朝日新聞社
宮尾本 平家物語〈3〉朱雀之巻 宮尾本 平家物語〈2〉白虎之巻 宮尾本 平家物語〈1〉青龍之巻 平家物語の女たち
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