宮尾本 平家物語〈1〉青龍之巻



宮尾本 平家物語〈1〉青龍之巻
宮尾本 平家物語〈1〉青龍之巻

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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やっぱり平家物語。

 今まで漠然としていた歴史上の人物がぐっと身近に感じられて、以下四巻まで続きますがどんどん読めます。ただ、一般的に史実と認識されているところが違っていたりするので、歴史に詳しい方には物足りないところもあるようです。
 NHK大河ドラマの原作ということで読み始めましたが、義経よりも清盛や時子といった平家側の人物がとても魅力的で、源平物をもっと読みたくなりました。
読みやすいのは良いのだが・・・・・・

読みやすい。
平易で流麗でいかにも女流作家な感じの文章。
でも、全体的に政治的な背景が薄すぎる。

清盛の母のことにしても、
平時子のことにしても、
さらりとせつなく無力な女性の物語にしようとしているが、
かなり違和感を感じる。
この時代の結婚はもっと政治的なパワーゲームだったのだし、
堂上平家の時子と、武家の平家の清盛とで、
明らかな身分差(この時代の常識では時子が上)があるわけで、
そのあたりがぜんぜん分からない、
変に女性たちを主人公にしようとした物語。

この傾向は、後へ行くほど強くなる。
宮尾登美子の「宮尾本 平家物語」〈1〉青龍之巻

もともと源平物は好きですが今回女流作家が古典の名作「平家物語」をどのような解釈で書いているか大変興味がありました。やはり女流作家らしく活躍した武士からの側面よりも当時の女性の考え方を踏まえた構成になっていました。まだ一巻目しか読んでませんが中々面白くあっという間に読んでしまいました。今後二巻目以降が楽しみです。
宮尾 登美子の『平家物語』

 我が国の古典文学の代表格『平家物語』を宮尾登美子が独自に解釈し、書き下ろした小説です。「青龍之巻」では、平清盛の若い頃の諸話が記されています。女性ならではの感性、著者特有の歴史観・社会観が伺われて、なかなか面白い読み物になっています。 かつての吉川英治の『新・平家物語』よりは、はるかに史的解釈が現代的になっているので、両者を読み比べてみるのも一興かも知れません。



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